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戦後の農業政策において、限られた農地でなるべく多くの収穫量を得るために研究されてきたのが農薬と化学肥料です。しかし、それらに頼りすぎると微生物のはたらきが弱まり土本来の力を失ってしまいます。ひょうご酒米処では、有機物(牛ふん、竹パウダー等)による土づくりを基本とし、収穫量を追うよりも稲にとって快適な環境を作ることを大切に考えています。年々減りつつあるタガメやトンボなど多様な生物が田んぼの中に棲息しています。
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年間の作業工程や生育状況を緻密に検証し、農薬や化学肥料の使用は最小限に抑えています。(「特別栽培米」(※)基準)たとえば農薬の使用は田植え時の一回のみ。持続性の高い農業者として「エコファーマー」にも認定されています。
※農薬・化学肥料の使用量が、県の慣行農業における基準値(化学窒素8.5kg、農薬20ポイント)の50%以下
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“研修生”の名のもとに志ある若者を酷使する農業法人もありますが、そんな「自分だけが儲かれば良い」という考えでは次の担い手が育っていきません。ひょうご酒米処では、持続的な農業経営を実践しつつ、米づくりの面白さと可能性を感じてもらいたいと思い未経験者でも参加できる就労プログラムを実施しています。
